城崎百人一首
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「恋絵馬」を覗く。そこに横書きの秘密めいた文言が。足湯のぬくもりと共に心にもほのぼのとするものがあったという、愉しい旅の光景。「まじる」「のぞく」が小気味いい。特産品に旅の印象は象徴される。「彩」をうまく用いて旅情を豊かに表現している。綾なす色に旅情が織り込まれ、心豊かな思い出となる。「美」は「うまし」だろう。福岡県福岡市  香川県丸亀市  六月朔日  寒 川 靖 ろ子光小さき足まじる足湯に語らいて横書きもある恋絵馬のぞく麦わらの彩いが生み出す工芸の湯の町美し城崎温泉− 5 −

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