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城崎温泉

城崎道中独案内 <昔話>


古き時代より城崎には、数多く語り継がれている
伝説と民話が残っています。
城崎に来られた際に伝説や民話を訪ねて
散歩されてはどうでしょうか?


温泉寺で祈念された柄杓を持って入湯するのが昔の慣わしでした。
道智上人の尊い御手をかりて霊湯を浴び、諸病平癒を願ったものですが、昭和30年頃には姿を消してしまいました。
「先づ開山上人の宝号と観音薬師 御眞言を唱へ、厚き恵みを推し戴きて、二口、三口飲みたる後、浴するを習ひとなり居れ共、今時誰人も此の柄杓を用いるの深き由縁あることなど、辨へたるもの少し」(温泉寺記録より)

300年前の城崎のガイドブック「但州湯島道中独案内」には、城崎八景とその歌が紹介されていました。
この八景は今もなお美しい景観で、訪れる人々の心をひきつけてやみません。

温泉晩鐘(おんせんばんしょう)
あかずしてぬるむ泉をむすぶまぶた けふもくれぬと入あひのかね

松崎晴嵐(まつざきせいらん)
松がさきはらふ嵐のはげしくて 小舟ただよう波のうねうね

桃嶋夜雨(ももしまよるのあめ)
松嶋の花やちるらん心あれば こよひはのこせ春さめの空

戸嶋秋月(としまのあきのつき)
としま山げに名所の月なれや 松の葉白く見ゆる秋の夜

畑上暮雪(はたがみのぼせつ)
ふり積る雪にはさすがはたがみの くれゆく日さえここにいざよふ

絹巻落雁(きぬのまきのらくがん)
きぬまきに打つや衣のおとさへて

気比夕照(きひのせきしょう)
けひの浜をてらす夕日にしら波の 花もしばしばうつらふと見る

津居山帰帆(ついやまきはん)
眞帆片帆風にまかせて程もなく 帰る津山の海のつり舟

北但馬一の規模の石室や但馬ではきわめて珍しい家形石棺をもつものがあり、畿内の政権との深い関係をうかがわせます。
二見谷をはじめ町内の主要な古墳は全て円山川河畔に並んでおり、付近に湾の地形が見られることから天然の良港や船着き場とも何か関連があるようです。
二見の無限水・・・古墳群から集落への小径を下りてゆくと「天恵」と記した水源があります。この清水は澄んで美味しく、涸れることがありません。

楽々浦湾の一隅にある鳥居と松繁る小島。
大昔にはもっと陸地から離れており四方の眺望は絶佳、仙境の趣だったと伝わります。
弁才天をお祀りし洪水にも浸からないので「浮弁天」、水上に浮かんでいるように見えることから「浮島」と呼ばれます。


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