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城崎観光ガイド

だんじり祭り特集

だんじり祭りとは…。

200年以上も前から続く、伝統と格式のある、四所神社(ししょじんじゃ)の祭りです。
毎年、10月14日(宵宮)と15日(本宮)に行われています。

はじめに

不思議なことに、観光のまち城崎温泉”でありながら、この祭りのことはあまりPRされていない。何故か?それは、“まちの人間が楽しむ祭り”だからだ。この日は城崎にとっては特別な日。学校も会社も休み、都会に出ている人達も正月に帰っては来なくともこの祭りには帰ってきて参加するのである。祭りに参加できるのは男だけ。なのに女もみんな帰ってくるのである。車もいっさい通行止め(15日)、全てが祭り中心に動くのである。

しかし、絢爛豪華で勇壮なだんじり祭りは、太鼓と鐘の響きが見る者誰しも胸を躍らせ、クライマックスの一の湯前での三つ巴(みつどもえ)の競り合いは迫力満点。お客様も必ず虜(とりこ)になる、城崎温泉の知られざる観光資源、一見の価値のある超お奨めのイベントなのである。祭りの“奥”は深?い。ただ見るだけでも面白いけれども、その“奥”を知ると楽しみは100倍となる。

厳しい階級制度について

「若衆」赤い座布団、基盤の目のはっぴ。「助」黄色の座布団、黄色のはち巻。

「警護」黒ずくめの衣裳に竹を持っている。「執頭」白いはち巻赤い襷は祭を仕切る。

祭りを支えているのは「連中」という同世代の男達で組織するグループ。
ひとつの連中はだいたい10人から20人程度で組織される。そして、小さな城崎温泉ながら、まちの中央を流れる大谿川(おおたにがわ)に沿って上流、中流、下流の3つの地域に区切られ、それぞれ“上部(かみぶ)”“中部(なかぶ)”“下部(しもぶ)”と呼ばれる。
各地域にそれぞれ世代毎に連中があるわけで、これが実は祭りを離れても冠婚葬祭を始めとしたお互いの面倒を見合い喜びも哀しみも共にするのである。
城崎温泉のまちぐるみの共存共栄の精神は、こんな慣習が源なのかもしれない…。

さて、この「連中」は、地域ごとに年功序列で階級を作っている。
これには社会的地位や学歴などは全く関係なく、上下関係の躾は厳しい。
目上の者に対して下の者は絶対服従なのである。
いつもは『社長と従業員』、それが祭りでは立場が逆転するということはよくあることで面白い。(^^;)

また、各階級には呼び名(役割)があり、また階級や連中ごとに衣装も違うので、その違いを見比べてみるのも面白い。
祭りの当日には、まちのあちらこちらに“宿(やど)”という連中の詰め所ができる。
宿の入口には看板が掲げられ、例えば『下部 助 山田連中』という看板ならば、そこは“下部”地域の“助(すけ)”という役割の山田さんがリーダーの連中の詰め所ということを表すのである。

当日の様子

地蔵湯橋上でのセリ

上部小だんじりを押す子供達

祭りに登場するのは、四所神社の神輿(みこし)と、上部の山車(“台”と呼ぶ)と、中下部共同の山車(“大だんじり”と呼ぶ)と、上部と中下部にそれぞれ子供用の山車(“小だんじり”と呼ぶ)があり、計5基が城崎温泉ところ狭しと走り回るのである。

祭りにはストーリーがある。四所神社の神輿が外湯をひとつひとつ巡って祈願をこめるのが祭りのあらすじだが、その神輿によりそって守ろうとするのが台(上部の山車)、これをはばもうとするのが大だんじり(中下部の山車)で、“セリ”と呼ばれるまちのあちらこちらでぶつかり、もみ合うスリルが祭りを盛り上げるのである。

今風に表現するならば
大だんじり:「仲間に入れてちょうだいな(^o^)」
台:「なんだ?、お前あっちいけっ!!(-_-;)」
大だんじり:「なんだと?!!(>_<)」
といったところか。

セリの中でも特に最後の王橋は必見だ。下部地域にまで入っていた神輿、それを守って帰ろうとする台、そしてそれを邪魔して帰らせまいとする大だんじりとが、町の中心一の湯前で三つ巴の競り合いを見せる場面は、見る者の心に深く深く入り込むのである。

階級と役割など

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