伝承館では、現在の職人さんの作品(約40点)、明治・大正・昭和初期などの昔の作品(約200点)をじっくり見てみましょう!白壁の土蔵をそのまま生かした建物は、それ自体もレトロで美しい城崎の生き証人です。
鮮やかな色彩と光沢が美しい麦わら細工。まさに、職人の手仕事が生んだ芸術作品と言えます。300年近くの歴史をもつこの伝統工芸品は、日本中で城崎だけのもの。シーボルトコレクションの1点でもあり、明治35年にはセントルイス万国博覧会で最高名誉賞牌を受賞したとか。城崎文芸館では、展示や実演が見られるほか、指導をうけながら、絵はがきなどを気軽に作ることができるコーナーも人気です。約20分で出来るから、気軽にチャレンジできそう。
体験料 | 400円~ ※別途伝承館への入館料が必要となります |
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体験メニュー | はがき、姫額、うちわ、竹とんぼ、こま、風鈴、土鈴、置物、キーホルダー、しおり、絵皿 等 |
所要時間 | 約15分~30分程度 (製作物により、又は個人差があります) |
大人 | 中高生 |
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300円(200円) | 200円(100円) |
*( )は20人以上の団体
城崎ゆかりの文人墨客の作品を展示。詳しくは城崎文芸館へ
江戸時代・因州半七(鳥取の人)が病気をいやす為に当地を訪れ、旅のつれづれに麦わらで虫かごを作りました。やがて半七は麦わらを色染めし、帯状に開いてコマや竹笛にはりつけて売り、宿賃のたしにしたと言います。この後絵馬や箱物などにも応用されはじめ、技術の向上と相まって城崎の温泉土産としての地位を確立するまでになりました。その半七の碑が、ロープウエイ下の温泉寺薬師堂境内にあります。